ボランティアバス

第28回ボラバスの活動報告

第28回のボランティアバスの報告書を 一緒に参加した豊田の福田さんがまとめてくれました。 夏祭りの様子がよくわかるので、 初めて参加される方は、ぜひご覧ください。

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1.美濃加茂昭和村に8/16 20時00分集合・出発!

 それぞれの集合場所(豊田、岐阜、金山、下呂、高山)から集まった人数は総勢105名(内女性何と51人)今回は夏休みということもあり、豊田市藤岡南中学校からは何と生徒さん45名(内父兄3名)の参加がありました。 ここで鎌倉理事長からお話があり、それぞれのバスに乗り込み、思いを胸に出発です。
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※今回岩手県の方で集中豪雨があり水害が酷いと情報があったので、有志を募り27名バス一台を石田理事指揮の元、現地に向かいました。

2.福島県 春日SA 17日朝7時30分に無事到着。

バス2台で北陸自動車道で富山、新潟を抜けて、福島を通り、

トイレ休憩をはさんで無事着きました。 (予定時間より遅れました) ここで時間を取って朝の洗顔、朝食、着替え等をしました。

3.宮城県石巻市追波川団地夏祭り会場(9:30)

今回のボランティアをやる石巻市の追波川団地に移動しました。

※途中、バス内で自己紹介を各自して、このボランティアの士気を高めました。

 夏祭り会場に着く前、上品の郷で一旦バスを全員が降りて、鎌倉理事長よりミーティングがありました。(9時)
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〈今回の目的〉  主催『石巻市復興を考える市民の会』がイベントする『追波川夏祭り』に参加し、会場の屋台準備と夏祭り会場での流しそうめん、五平餅の屋台を用意し行い、地域の復興を願い現地の人たちとの交流を図る。

4.現地作業(10:00~開始)

〈作業の準備の流れ〉

 ①作業は指定された場所でみんなでまず屋台骨組みを組み立てました。

※屋台テント骨組みはみんな初めての人も多く、見よう見まねで組み立てました。

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 ②あらかじめ決めてあった、竹班(1~4)、五平餅班、食材班にそれぞれの役割に分かれ、準備を全員で行いました。

 ◇竹細工班(4グループ)  流しそうめんで使う竹を二つに割って節を綺麗にして、セッティングをしました。あと竹箸を作りました。
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(藤岡南の中学生の二人が割り箸を削っている時、手を少し切りました。でもバンソウコウで対処できる怪我でした)

 ◇食材班  食材を洗い、ねぎなどを切りました。湯を沸かし、そうめんをゆで、箱に並べました。

 ◇五平餅箱  お米を洗い、炊きました。炊き上がったお米はビニール袋に入れ、揉み、丸く握って串に刺し、焼きました。

 ③準備は12時頃までかかりましたが、何とか間に合い、会場に来ていた住民の方にお昼を食べて頂けました。

 お昼はみんなで交代して食事をしました。

※今回集会所にトイレがあり、トイレの心配はありませんでした。

 ④心配してた天気は雨を降らず、準備作業にも差し支えなく、順調に出来きました。ただ逆に暑いので熱中症の心配もありましたが、みんなこまめに水分補給もして暑さに倒れる人はいませんでした。

 5.屋台開始(12:00~)

 〈屋台の様子〉

 ①日差しが暑い中、仮設住宅の人は少なく、どちらかとゆうと、スタッフやボランティア通し行き来で始まりました。

 ②流しそうめんは人気がありました。次から次へとお客さんがあります。私も食べましたが、冷たく取る楽しさがあります。

水が足らなくなるので中学生の子達に何回もバケツに水を入れに行ってもらいました。

 ③五平餅は焼くのに時間がかかります。その間に米を練る人、団子にする人とうまく連携取って作業ができました。焼き手は暑いので都合三回程代わりました。鎌倉理事長も屋台に入って米を練り上げます。

 五平餅もゴマの香も香ばしく、人気あり、常にもらいにお客さんが来ました。

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 ④屋台はそれぞれ分担したチーム内で無理のないよう交代し、自分達も場内を回り屋台を楽しみました。

竹細工班は作業が終わるとやることがないので、半分ずつ交代で屋台の手伝い、場内を周りました。

役目を終えた藤岡南の中学生達もやる事もなくて最初は戸惑ってましたが、自分達で人がいない所に入って手伝ってました。

 ⑤舞台(ステージ)ではカラオケが始まってました。我が藤岡南中学校の生徒も割り込んで「私達は愛知の豊田市から来ました。藤岡南~一生懸命歌います」と生徒会長が自己紹介してから生徒42人全員が舞台に上がって校歌を堂々と歌いました。

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あと順番に太鼓や演奏、手品など次々ステージが行われ、昨年も来た群馬県から駆けつけた踊りチームがパフォーマンスを見せると、場内も最高潮に達しました。

 ⑥他のボランティア屋台の人達が、食材が余ったのか、自分達の売り物を配りによく来てました。焼きそば、フランクフルト、焼き魚、スイカなどです。お陰でお昼はこれで賄えました。(o^-^o)

他の屋台もほとんど無料(ビールだけ百円)でかき氷は人気がありました。

 ⑦お祭りは18時頃まで行いますが、私達は帰りが遅くならないよう15時頃から片付けに入りました。しかし、五平餅がかなり材料が余ってたので、全部焼くことになり、五平餅班は片付けは最後になりました。

 ⑧私達が帰ってから石巻市市民団体の横山さんから「夕方涼しくなってから人達が集まって盆踊りは大盛況だった」と連絡入りました。 もう少しいたかったですね(^_^;)

6.会場の人達とのコミュニケーション

 群馬のダンスチームと一部ですが交流が持てました。

 ①ダンスチーム『襲雷舞踏団』の紹介  昨年も来た群馬県から来たダンスチーム!小中学生グループと高校生のお姉さんグループに分かれ恰好の良い切れの良い若さあふれる笑顔の踊りを披露し、場内は割れんばかりの拍手でした。

皆で踊るタイムはKIからも藤岡南の中学生子達が、一部ですが、参加して盛り上がっていました。

 ②ダンスチームと交流  群馬のダンスチームは終わったら、KIの屋台に来てくれて、流しそうめんや五平餅を堪能してくれました。その時、向こうの責任者から「どこから来たの?中学生?」と話掛けたのがきっかけで、ダンスチームの中3の女の子も来てくれたので、こちらも生徒を呼んで一部ですが、お話ができました。あと一緒に写真撮ったり交流できました(o^-^o)

7.商店街と市内見学  ①ボランティア後いつも寄るさんさん商店街の戸田屋さんと酒屋さんに寄りました。

 ②今回も初めての参加の方が多かったので、都心は復興していますが、まだ当時の瓦礫や残骸が残る海岸や住居があって今はない所(野ざらしになって草が生えている)や廃校の小学校がある所を通り、被災の状況を知ってもらいました。

8.石巻市の道の駅・スーパー銭湯「上品の郷」(18:30~20:00)

 屋台出店も終わり、体の汚れと疲れを取る為、スーパー銭湯に入りました。お風呂を出たら思い思いに食事を取りました。ここで参加者同士も交流を深めました。

 ※バス走行中、2号車の藤岡南の中学生が銭湯の塩風呂が目に入って目が明けられないと連絡あったので応急処置で氷で冷やしました。大事には至りませんでした。

9.帰路  20時に出発して行きの逆に帰りました。 途中、バス内ではチョコボの販売を行い、国見SAに寄ってお土産を買いました。

18日の翌朝8時に予定より遅れましたが、昭和村に無事到着し解散しました。

藤岡南中学校の生徒はここで一台のバスにまとまって豊田市へ帰りました。

10.ボランティアに参加して!(主に中学生の感想)

(1)夏祭りに参加して思ったこと

 ①充実したとても楽しいボランティアでした。

 ②色々な人と出会い、被災地の方と話して交流出来て良かった

 ③大きな笑顔が見れて良かった。

 ④最初はやることもわからなかったが、積極的に参加したらやることがどんどん出来た。

 ⑤思ったより作業が大変でしたがみんなで協力して作業ができました。

 ⑥みんなでボランティアすることは素晴らしい!機会があったら参加したい。来年も夏祭りがあったら参加しょうと思います。

 ⑦現地の人が凄い笑顔で迎えてくれて、本当にここで震災が起きたのか?と思う程でした。がんばって下さいと言ってあげたいです。  

(2)被災地を見て思ったこと 

 ①復興はされて、もうの2年立ってるのにだ爪後が残っているのにはびっくりした。

 ②テレビでしか見たことなかったけど、まだ瓦礫や残骸が沢山あって震災の起きた状況がよく分かった。

 ③全く家がなく、野原になってるのは驚いた。

 ④瓦礫を見て予想以上の被害に驚いた。

 ⑤壊れかけた工場や窓のない学校を見て、まだまだボランティアが必要だと思いました。

(3)企画全体を通して!

 ①沢山の人とふれあい、わいわいできて良かった。

 ②一人一人役割があった。みんなで協力して出来た。

 ③流しそうめんと五平餅を配ることで、現地の人を喜ばすことができ、良かった。

 ④現地の人や他のボランティア団体(市民団体や東京からの団体など)と交流が出来た。

 ⑤色々な事が学べた。

 ⑥バスのトイレ休憩が多くて良かった。

(4)残念に思ったこと(改善した方がよいこと)

 ①バス走行中の途中の臨時トイレが多く到着時間に影響(遅く)した。→事前のトイレの徹底

 ②バス内で消灯時間過ぎても話す人がいた。  →モラル

 ③時間が曖昧ややることがないことなくなることがよくあった。  →KIは自主性を大事にしている。自分でやることを見つける。

 ④自分から動けなかった(反省点)。一人一人のやることがもう少し詳しく書かれていると良かった。  →KIでは、書かれた事をやるより自分でやる事を見つける事で自分の成長に繋げたい。

 ⑤仮設住宅の人に話せなかった。コミュニケーションを取りたかった。

 ⑥帰りのお土産時間がもう少し長いと良かった。

11.理事長の思い

 今回は沢山のボランティアの方に来て頂き、これだけの人数なので、作業に当たり、どう指示していこうと考えがちですが、僕自身は、自主性を尊重したいという想いがあるので、細かい指示を出さない、ということでやっています。 言われてから動くのではなく、自分から何をやればいいのかを 考えて動く人を育てたいと思っています。

今回もこちらに頂いた感想にも「指示がなかった」と書いていた中学生の子もいましたが、僕が現場を見ていて感じたのは積極的に自分から仕事を探して動いている子が多かったということです。

最初はどうなることか、と心配していましたが最後には本当に一つのチームとしてチームワーク良くいい活動ができたと感じています。皆さんありがとうございました。V(^-^)V

  理事長・鎌倉庄司

12.最後に!

 今回は私の地元豊田市の藤岡南中学校の45名の参加して頂いて、個人的には感激でした。♪~θ(^0^ )

お陰で、かなり大勢でボランティアすることができ、とても活気のある夏祭りでしたo(^-^)o

初参加の方や中学生にとっては、とても貴重な体験をしたと思います。

特に中学生の生徒さんは要領の分からない中、一生懸命やってくれたので、助かりましたo(^-^)o

これからもこのように一人でも多くのボランティアの和が広がっていくと良いなあと思った東北ボランティアでした(o^-^o)

作成:KIプロジェクト:福田昭磨呂