ボランティアバス

第30回ボラバスの活動報告

9月13日(金)~15日(日)のボラバスにご参加いただいた方より 活動報告をいただきましたのでご紹介させていただきます。 今回は現地の「DSP災害支援プロジェクト」さんに受け入れをお願いし、 石巻市十三浜で未だ行方不明になってみえる方の捜索活動でした。

 

 

9月14日(土)活動日
東北自動車道の事故の閉鎖により遅れて集合場所(道の駅上品の郷)に到着しました。 小さな山、林を越えた石巻市十三浜海岸に案内されました。 潮の香を感じましたがスグに嗅覚がマヒし、感じなくなりました。 ほとんどの小石は、円形、楕円形で、薄い形です。 波に削られているのでしょう。
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満潮の波よりも高く、奥まで津波で運ばれ堆積している小石をプラスティック製の入れ物”み”の中へ 道具を使わずに自分の手で、点検しながら入れ、 さらに点検し、海岸の波打ち際まで運んで捨てます。 このような作業の繰り返しでした。

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プラスティックの製品は強度がなく、石をどんどん入れると、ひびが入ったり、穴が開きスグに破損してしまうため、テープで2枚重ねて使っています。 追加購入する資金が厳しいのでしょうか、丁寧に扱っていました。 「入れる量は少なくして、よく点検して下さい」と現地スタッフから何度か要請されました。 私は、遺品があるかもしれないのに、ぞんざいなやり方をしていたようです。 丁寧に作業したせいでしょうか、ゴム手袋の穴は小さくて済みました。

一列になって作業しましたが、遺品遺骨は何も出てきませんでした。 貝殻が小さくなった破片はよく出てきました。
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猛暑ではないが、水分は沢山いただきました。全て汗になり、一度もトイレに 行く必要はありませんでした。

現地スタッフの方の話では、何度か人骨の破片が出てきているそうです。 現場は100メートル?の小さな浜ですが、人の手で小石をより分け捜索するのは気の遠くなる作業です。 冬場は手がすぐに、かじかんでしまうそうです。 重機や道具を使ったら、小さな破片は見つからないでしょう。

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参加させていただいたことに感謝します。

以上、岐阜市・男性の方よりご報告いただきました。