お知らせ

KIプロジェクト(気持ち・いっぱいプロジェクト)とは?

2011年3月11日に発生した東日本大震災をきっかけに立ち上がったボランティア団体です。 震災後に被災地に入った代表の鎌倉が、たくさんの人手がいるということを強く感じ、副代表の今井に声を掛け、ボランティアを集めてバスを出すという事業を2011年5月からスタートしました。現在行っている事業は大きく5つあります。

ボランティアバスの運行
1つめは、活動のスタートにもなったボランティアバス(ボラバス)です。 0泊3日で現地を訪れて、ボランティアをして帰ってくるという活動です。 2012年9月までに16回のバスを出し、実質で300名、延べで700名を超える方に参加して頂いています。 宮城県の岩沼市や南三陸町で瓦礫撤去のボランティアや、石巻市で夏祭りのお手伝いなどのボランティアを行っています。 金曜日の夜出発で参加費も12000円程度に押さえて、誰でもが気軽に参加しやすいスタイルにしています。

保養活動(福島キッズわくわくプロジェクト)
2つめは原発事故で放射線に怯えて生活している方々を岐阜県に招き入れる保養活動です。 放射線量が高い地域では、まだまだ子どもが安心して外遊びすることができません。放射線の心配のない岐阜県で思いっきり外遊びの時間をプレゼントしたい、という思いから保養合宿をすることにしました。また、現地には行けなくても、地元で何か被災地支援をしたいというお母さん世代の方からの要望もありました。 今年の夏は他の3つの団体と協力して32名の親子を招いて美濃市の岐阜県立森林文化アカデミーで合宿を1週間行いました。この保養合宿にはボランティアの方が、実質120名、延べ400名以上の方にご協力して頂きました。

チョコボ・ペタボの企画・制作・販売
3つめは被災地支援のための商品、チョコボ・ペタボの企画・制作・販売です。 チョコボは「ちょこっとボランティア」の略で、購入代金の約半額が被災地支援にまわります。ペタボは「ペタッと貼るボランティア」の略で、購入代金の2/3が保養の活動資金になります。 被災地支援には活動資金が必要になります。募金も有効な方法ですが、限界があります。そこで、こうした商品を購入してもらうことで、資金の支援になる仕組みを作りました。それと同時にさまざまなメッセージをパッケージに入れることで、「被災地のことを忘れない」という広報活動の役目も果たしています。 現在チョコボはチョコクランチが4種類、チョコクッキーが6種類あります。支援先は7ヶ所になっています。ペタボは6種類ですべて保養の活動資金に充てられています。

震災遺児・震災孤児の支援活動
4つめは震災遺児・震災孤児の支援活動です。これもチョコボを企画・販売することで資金集めをして、震災遺児や震災孤児の夢を応援する活動につなげます。 収入がないことで夢を諦めることがあってなりません。日本中の大人が、こうした子どもたちをお金と共に心で支える仕組み作りを目指しています。

広報活動
5つめは広報活動です。私たちはいろいろな活動の中で、被災地の方々の生の声を聞かせてもらい、現場も数多く見てきました。そうした経験を踏まえて、多くの方々に事実を伝えるための活動をしています。 具体的には映画の上映会やイベントを行い、その中で活動報告を行ったり、広報紙を発行し多くの方々にそれを配布して伝えることを続けています。

2011年5月から任意のボランティア団体として立ち上がったKIプロジェクトは、今後の幅広い活動や継続的な活動をしていくために2011年の年末よりNPO法人化を目指し2012年5月に正式にNPO法人となりました。現在は理事5名、社員11名、主要スタッフは20名程度で活動しています。 「少しの時間でも、一人でも多くのボランティアを」をテーマに、気軽に参加できるボランティア活動をめざしています。